お題 ☆姉と寿司を食べた時の話
今週のお題「寿司」とな。
かつて、上京したての頃、下宿の近くにはカツ丼屋さんがあって、月に一回はカツ丼の日になっていたみたいで、出前してもらってみんなで食べた思い出があります。
その商店街には、いわゆる昔ながらのお寿司屋さんがありまして、さすがに下宿民の私達には、お寿司を食べさせてもらえる機会などなくて。当たり前ですが。
その後、一度だけ、何かのお祝いだったかで、そのお寿司屋さんに奥さんと所長さんとで食べに行ったのです。
下宿先の奥さんからは、『お寿司屋さんは、お客さんによっても値段が違うし、お客さんが何を食べたか自分で把握してなかったら、店側からいいようにやられちまうよ!』と怖いことを言われて怒られました。
要するに、寿司ネタの仕入れ値が日によって違うのでメニューに値段が載ってないことが、常連さんには優しい値段で、一見さんには厳しい値段になる???とかいう、都市伝説?なのか真実なのか、その業界の事はよくわかりませんので、何とも言えませんが、バブルの頃にはあったのだろうなと思われる人生訓で、
『寿司は黙って食え。あ〜私もう何貫食べたかわかんな〜い、とか店主の前で言うな。』という奥さんの教えだったと思います。
寿司屋、鮨屋に行くなら財布にン十万単位で用意して行け、と無言の圧力を掛けられました。事実、奥さんの実のお姉さんは、黙ってン十万円をサッと払う人だったそうです。
そんな怖い⁈思い出がある為、寿司や鮨は、スーパーのお寿司コーナーで買うのが殆どです。たまに会社の宴会で出てきたりとかね。
普通のカウンター席で職人さんに握って貰いながら、楽しく食べて、でもお会計はヒヤヒヤするような、そんな高級なお店にはとても入れない!という、観念を私は持ってしまっていました。あくまでもバブルはじけたかな、な時代の話なので、令和の今はまた違うでしょうけども…。
そんな私ですが、あちこちに回転寿司が出来て、リーズナブルで寿司以外のメニューも豊富になってきて、気軽に利用するようにもなりました。
そして、数年前の話ですが、姉と回転寿司に行った時の事です。
やっと本題です。
私は「ヤセの大食い」タイプなのですが、姉は恐らく「普通食い」タイプ。
ですが、年齢と共に、脂っこいものが食べられなくなりますよね、大抵の人は。
お酒も若い頃より飲めなくなるし。
姉もその典型、いや、典型どころか、それが更に強くなってるタイプで、かなり食が細くなってるのです。
だから気をつけて食べないと、食べた後に後悔することになります。
で、どこのチェーンだったかな?ショッピングモールの中にあった回転寿司かな?
そこの回転寿司は、シャリの量を普通から少なめに変更出来るところでした。
それで、私は姉にシャリを少なめで注文するようにアドバイスしました。
姉も了承して、少なめのシャリで、マグロ系ばかりを注文してました。
マグロのバリエーションばかりで注文してました。
私はカレーとかケーキとかも注文したいし、かき氷も注文したいと思っていたので、寿司ネタは玉子焼き、イカ、たこ、アナゴ、シラス、サーモン、アボカド、みたいな淡白なネタを取り混ぜて注文。
姉は、どちらかというと、お高い目のネタが多く。
イカやタコはわざわざ回転寿司では注文しないという感じでした。
まあ、回転寿司なんで、好きなものを食べれば良いのです。
回転寿司なんですから、ちょっくら弾けてお高いメニュー責めでも大した金額ではありません。
た、だ、し、、、シャリを少なめにしても、マグロに食らいつきすぎたのが祟ることもあるようでして…。
食べるペースが人並みだったのが災いしたのかもね。
姉は、予想以上にキャパを超えて食べ過ぎてしまったらしくて、食べてる途中で、『やばいかも』と言い出して『ふ〜う、ふ〜ぅ……ぅ…っふ〜〜うっ、ふ〜う、………』
と、やり出しました、深呼吸😮💨
もう少しゆっくりペースで食べれば良かっただろうに。
苦しくなってから、さっき注文したアイスクリームがやって来ました。
私は、またか、と思いながらかき氷を食べ。
姉は、仕方なく苦しみながらアイスクリームを食べ。
普段ケチケチ生活をしている姉は、ここぞとばかりに弾けて、そして、地獄の底にダイブしてしまいました。合掌。
そんな回転寿司の思い出でした。
それではまた〜😊